ササキチホからのお知らせ

 


こんにちは。

久しぶりのブログ更新となります。

先週はずーっと来客が滞在して、大人の夏休みを送っておりましたので、

ほとんど仕事せずに、宮城の美味しいところでご飯食べたり、

家でいいお肉を炭火焼きしたり、のんびりと大人の夏休みを送りました。

そして今週から一気に仕事モードへ。

昨日は古着を5点掲載し、今日はMITSUGU SASAKIを1点掲載しました。

そんな中、ササキチホから今後の作品の値段についてお知らせがあるので

こちらでもご報告いたします。

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アンティークリネン生地を使った商品の価格の引き上げについて


今まで、ササキチホの作品をお買い上げ下さった皆様、今現在ご検討中の皆様へ。


これまで何度も検討し、工夫し、を繰り返しながら、何度も思案を重ねた結果、

大変心苦しいのですが、アンティークリネン商品の価格の大幅な値上げを決めました。

ササキチホの商品は全て古い生地で作っています。

ヨーロッパ、アフリカ、日本、タイ、中国などなどと様々な国の古布を使って

制作しておりますが、この中でも主要になっているのが

フランスのアンティークリネンシーツの再利用です。

シーツは、店主が洋服の生地として使えるかどうかチェックしてから、仕入れています。

落とせるシミ・汚れは洗い、落ちないものは後染めします。

そして、シーツの大きさや厚み、織り目の違いで、どのデザインに使うか決めます。

こうやって洋服の生地として準備するまでにも手間がかかり、

値上げも必要なのかもしれないと考えていましたが、

1番大きな理由としては、私が納得できる生地が選べなくなってきた、

少なくなってきた、ということ。


ですが、それも自然なことなんです。

恐らくそれはいつかなくなるもので、現代では作られていない素材。

だから、その価値をつけなくてはいけないと思いました。

私の考えで、価格がブレてしまったことは本当に申し訳ないと思いますがご理解頂けることを願います。

キリ良く値段を変えられるタイミングがないので、

今オンラインショップに並んでいるもので、

対象になっているものは9/8(水)から価格が変わります。

これからも、その貴重な生地に見合ったものを作りたいと思います。

今後とも宜しくお願い致します。


佐々木千穂

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とのことです。

古い布はとても見つけづらくなりました。

日本になければ世界中を回れば見つかるのかもしれませんが、

このご時世、そう簡単に渡仏はできないですし、

フランスの状況もまだまだわかりません。

100年前の布はいつかは無くなります。

そういうものを作品にしているので、価格が上がらないはずがないのです。

どうぞご理解いただければと思います。


今まで何度も何度も「新品の布で作る」という選択もあったのですが、

それは叶いませんでした。

私たちの目と触感は古いものにしか反応しなくなったのかもしれません。

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