足袋




足袋の歴史はとても古く、私はいつからあるのかは分かりません。

ただ足袋は日本の独自の文化であり、

これを全世界にオススメしてもいいはず。

そしてもっと有名になっていいはず。

私はそう思います。


私が初めて地下足袋を買ったのは去年の夏頃。(めちゃくちゃ最近!)

ネットショップの撮影をしていて、コーディネートの一つとして買いました。

履いてみて思い出しました。この着用感。

私、実は日光江戸村の衣装部で働いていたことがあります。(約20年前)

20歳の数ヶ月でしたが、その当時は江戸村で毎日足袋を履いていました。

二十歳そこそこの若造は足袋の留め方も下手で、

「なにこれ、不便じゃん!!!」

と思っていましたが、日光江戸村を辞める頃には慣れて履きやすく感じていました。

その頃の履き心地を思い出しました。


というのも、足袋はいろんな人の足首のサイズに合わせることが可能ですので

フィット感がやばいです。

それに履きやすいし、履いてる人が少ないからよく目立ちます。

「これをスーパーボロボロシリーズと融合させたらどうかな?」

そう思いました。

そしてサンプルを作ってみたのがこれ。




これを作ってみたら、まず妻から大絶賛をいただきました!

妻も元々足袋のデザインが好きだったみたいです。

その後インスタグラムに投稿してみたところ、

過去最高の反応がありました!

「これはいけるなー!」

と思った私ですが、ちょっと困ったことが。

それはサンプルで買った地下足袋は接着剤でアウトソールがついていた事。

そこに刺し子針を刺すのはとても大変。

無理ではないですが、とても難しいと思いました。

それで違う地下足袋を探そうと検索してたらこちらがヒット。


きねや足袋 さま http://kineyatabi.co.jp/

埼玉県行田の地で足袋を製作している老舗。もうすぐ創業100年!



しかも地下足袋の製作において、なんと接着剤を使わずに天然ゴムを

手縫いで縫い付けているとのこと。

「手縫い」、私の大好きな言葉です。

しかもきねや足袋さんではランニングシューズなども製作しているとのこと。



足袋にランニングシューズ。

どこかで聞いたことがあるようなエピソード!

しかも行田市!妻も妹の旦那さんは行田市出身なので、だいぶ親近感あります!笑

とりあえずネットショップで地下足袋を買ってみました。

到着後チェックしてみたら、とても柔らかく縫いやすそうだったので、

作る前にとりあえず連絡しました。

きねや足袋さんのインスタグラムに「使わせていただきたいです!」とDMを送ったら

すぐにご了承いただけて、一旦24センチの地下足袋で作ってみました。

それがこちら。





24センチの地下足袋でしたが、

製作工程において縮みました。

妻に履いてもらって確かめてもらったんですが、23.5センチの妻が

ちょっとキツく感じるとのことでしたので、

22.5センチか23センチ程度をいつも履いている方がジャストじゃないかとのこと。

そして現在28センチのものも作っていますが、それもそろそろ終わります。

縮んでいるから実寸は27センチくらいですかね、おそらく。


スーパーボロボロジカタビ製作にはこういう動きがありました。

きっと海外のお客さんにも人気が出そうなので、

少しでも多く、少しでも安く作れるように現在デザインの変更を考え中です。

とにかく、きねや足袋さんにめちゃくちゃ感謝しております!

本当にありがとうございます!

ぜひ皆様も足袋、ランニングシューズ、地下足袋を買おうっていう方はきねやさんを!

BASEで買えます!

https://kineyatabi.base.shop/

よろしくお願いします!


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