フレンチワークジャケット
こんにちは。
週末は外出自粛ということで、少しでも皆様の足止めになればと思い、
ブログを書いております。
今日は何故ブログ書くのが遅くなってしまったかというと、
昨夜は23時まで縫いものをしておりました。
そのあと終えてからビールを飲んで寝て、起きたら8時。
普段5時に起きているので、たくさん寝過ぎてちょっと気持ちが悪いです。笑
子供たちもみんなで寝坊してしまったので、こんな時間に。
昨日、制作を始める前にコインランドリーで洗ってきました。
フレンチワークジャケット。
これはコロナショック前にフランスから届いていたんですが、
手がそこまで回らず、放置しておりました。笑
やっと洗えたので、これらをリメイクしていこうと思います!
これを干すのに手伝ってくれたのがこの人。
私の祖母です。(去年の夏の写真、赤ちゃんは娘です)
今年の5月で93歳になります。
一応ボケてはなくて、散歩に行ったり、
暖かくなれば草取りや畑を耕したりし始めると思います。
この方、思いっきり第二次世界大戦経験者です。
松島に住んでいたので、近くの基地が爆破されたり、
仙台空襲を海越しに見てたり。
その後、今の家に嫁いできましたが、農家だったので、
極貧生活。そのため、超ド級とも言える「もったいないお化け」です笑
全てがもったいないので、なんでも残しています。笑
ただ、そんなおばあちゃんも「野良着」や「襤褸」、「BORO」には
嫌悪感を抱き、捨てていました。
そんな祖母が私の服を見ていつもいう言葉が
「信じられない、誰がこんなボロを買うの?」
とのこと。(今までご購入いただいたお客様、申し訳ございません。私の祖母はこう思っています!まだまだ私の力不足。頑張ります!)
このボロを見ることで昔を思い出してしまうようで、
これらに価値が生まれることが信じられないそうです。
私はその度に、
「綺麗な新品の服は同じもをたくさん作れるから、どんどん価値が下がるでしょ?そして捨てられちゃってゴミになる。だからみんなが綺麗な新品を着れば着るほどゴミ増えるでしょ?この服たちは昔のゴミだけど、直して着れるし、とても丈夫。
そしてこの雰囲気はもう2度と作ることが出来ない最後の1枚たちだよ。だからとてつもない価値があるんだよ。」
とこの3年間、合計100回は言っただろう。笑
ありがたみを知っている祖母なら、私の信念を理解してもらえるかと思っていましたが
なかなか90年以上も生きた人の脳はカチコチでした。笑
きっと、昔の人ほど、テレビやうつったり、雑誌に載ったら認めてくれる世代だと思うので、そういうお声がかかるまでひたすら頑張ります!
とりあえず、今はこのコロナショック。
発送もままならない状況です。
海外買い付けなんて出来ません。
海外から輸入も今はできないでしょう。だって海外配送が受け入れストップしているし。
でも、佐々木洋品店にはまだまだ在庫があり、日々作品を作り続けるほどの
体力がありますので、日々の作品の更新をお楽しみに!
多分、あと半年くらいの作品の在庫は確保しておりますが、その後どうなるかなー。
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